
「メガネの手入れって、正直面倒…」そう思っていませんか?
何を隠そう、30年間メガネクリーナーを使ったことがなかった私。メガネケースもメガネ拭きもすぐに失くし、汚れたら服の裾でサッと拭くのが当たり前でした。
しかし、そんな私の考えを180度変える出来事があったのです。この記事では、ズボラだった私がメガネの正しい手入れに目覚め、そのクリアな視界に感動した体験と、メガネの汚れをスッキリ落として長持ちさせるための具体的な方法をご紹介します。
あなたのメガネも汚れている?日常に潜む「落ちない汚れ」の原因
「そんなに汚しているつもりはないのに、いつの間にかレンズが曇っている…」そう感じたことはありませんか?メガネの汚れは、意外なほど多くの日常シーンに潜んでいます。
- 無意識のタッチ:ずり落ちたメガネを上げる、前髪を直すといった際に、指がレンズに触れてしまう。
- 着脱の瞬間:寝る前や休憩で目を休めるときなど、メガネを外す際にレンズを触ってしまう。
- 汗や皮脂:特に夏場は、汗がレンズに垂れて乾き、跡になることも。
- 化粧品や整髪料:特に女性は、ファンデーションの粉が付着したり、前髪に使うヘアスプレーやワックスなどのスタイリング剤が飛んだりと、男性よりも汚れやすいかもしれません。
- 食事中のハプニング:ラーメンの汁や焼肉の油が飛んでしまう。
- 水しぶき:雨の日はもちろん、手洗いや歯磨きの際に水滴や歯磨き粉が飛んでしまう。
- 空気中のホコリ:目には見えなくても、空気中のホコリや花粉はレンズに付着しています。
これらの汚れがついたレンズを、とっさに服の裾やティッシュで「乾拭き」していませんか?実はその行動が、汚れを塗り広げて視界を悪化させるだけでなく、ホコリを研磨剤のようにしてレンズを傷つける原因にもなっていたのです。
ズボラでも簡単!今日からできる正しいメガネの洗い方
メガネ屋さんでやってもらう特別な洗浄だけでなく、実は自宅でも簡単に正しいケアができます。ポイントは「水」と「中性洗剤」です。
- まずは流水で予洗い メガネ全体を水道水で濡らし、レンズやフレームに付着したホコリや汚れを優しく洗い流します。
- 中性洗剤を指で優しくなじませる 食器用の中性洗剤を1滴手に取り、水で薄めてから指の腹でレンズや、特に汚れがちな鼻パッド、フレーム全体を優しくなでるように洗います。
- 洗剤が残らないようにしっかりすすぐ 再び流水で、洗剤のぬめりが完全になくなるまで丁寧にすすぎます。
- ティッシュペーパーで水気を吸い取る 清潔なティッシュペーパーや柔らかい布で、メガネをポンポンと優しく押さえるようにして水気を完全に吸い取ります。ゴシゴシ擦らないのがポイントです。
【注意点】
- お湯は絶対NG! レンズのコーティングが剥がれる原因になります。必ず水を使用してください。
- 石鹸やボディソープ、アルカリ性・酸性の洗剤は、コーティングの劣化や素材の変質を招く可能性があるため避けましょう。
【体験談】面倒だから、ついにメガネクリーナーを買ってみた
正しい洗い方は分かったものの、「でも正直、毎回水洗いするのは面倒…」と感じてしまったのが本音です。
そこで、ついに長年避けてきたメガネクリーナーを試してみることにしました。Amazonで探した「パール メガネクリーナー プラクリーン スプレータイプ」は、専用の布(メガネ拭き)もついて1,100円でお釣りがくるくらいでした。
届いてさっそく、レンズにシュッと吹きかけてから拭いてみると……。
驚くほど視界がクリアになったんです!
初めて使っただけなのに、まるで眼鏡屋さんの超音波クリーナーをかけた後のようにピкаピカに。「なんで私、30年間も使ってこなかったんだろう?」と本気で後悔したほどの感動でした。後で知ったのですが、この株式会社パールのメガネクリーナーは、なんと1959年から販売されているそうです。私が生まれるずっと前からあったなんて…30年間使わなかった後悔は計り知れません!
どれぐらい簡単に汚れが落ちるかというと、ラーメンを食べている時にメガネに飛んでしまった油汚れも、シュッとひと吹きで新品レベルにピカピカになります。もちろん、日常的についてしまう指紋や皮脂、ファンデーションなどの化粧汚れも驚くほどスッキリ落ちます。ラーメン好きな人は、これだけでも買う価値があるかもしれません!
水洗いだけでも綺麗になりますが、クリーナーを使うと皮脂汚れなどがスッキリ落ち、さらにクリアな視界が手に入ります。
ついでに、スマホの画面が汚れている時にも重宝しています!通話した後に画面を見ると、顔の皮脂がべったりついてギトギトになっていること、ありませんか?そんな時も、このクリーナーで拭けば一瞬でピカピカになりますよ。
【使う時のワンポイントアドバイス】 メガネを外して手に持ったままスプレーする方が多いと思いますが、その際に一つ注意点があります。レンズの裏側(内側)は上からスプレーしても問題ありません。ですが、表側(外側)を下から上に向かってスプレーすると、液が顔にかかって目に入る可能性があるので気をつけてください。
メガネクリーナーをおすすめしたい人?
このスプレータイプのクリーナーは、特に在宅ワークやオフィスで仕事をする方には最高におすすめです。特に、一日中PCの前にいるエンジニアの方や、美しい映像のアニメやゲームを楽しむヲタクの皆さんには、ぜひ使ってみてほしいです。私自身もそうですが、もっと昔から使っていれば…と心から思いました。
そして、もう一つ絶対に使って欲しいのが映画館で映画を観るのが好きな人です!暗い館内でスクリーンに集中したいのに、レンズの汚れが光に反射して気になって集中できなかった…という経験はありませんか?映画を観に行く前にこれで綺麗にしておくと、本当にストレスなく物語に没入できますよ。
自宅のデスクに1本、会社のデスクに1本置いておけば、いつでも気になった時にシュッとひと吹きでクリアな視界が手に入ります。
ただ、正直に言うと、もし私が外出の多い仕事だったら、このスプレーボトルを持ち運ぶのは面倒ですし、すぐに無くしてしまいそうなので買わなかったかもしれません。そういった方には、個包装で携帯しやすいシートタイプのクリーナーの方が合っているでしょう。1回使い切りのシートタイプなら、財布や名刺入れに数枚忍ばせておいたり、スマホとスマホケースの間に1枚挟んでおいたりと、荷物を増やさずに持ち運べてとても便利ですよ。
強いて言えば…なデメリットと、その簡単な解決策
ここまで良いことばかり書いてきましたが、強いてデメリットを挙げるとすれば、使っているうちに汚れてくる付属のメガネ拭き(クロス)を洗うのが面倒…ということでしょうか。
ですが、ズボラな私はすぐに気づきました。 「あ、新しいのを買えばいいのか…!」と。
メガネ拭きは数百円も出せば新しいものが手に入りますし、クリーナー自体に1枚付属しているので、頻繁に買い替える必要もありません。ズボラ仲間としては、汚れたら気にせず新しいものを買う、という選択肢もアリだと思います。
よくある質問(Q&A)
Q. 毎日洗っても大丈夫?
A. はい、メガネは毎日肌に触れるものなので、一日の終わりに洗うのが理想です。毎日のケアで、汚れの蓄積を防ぎ、常にクリアな視界を保つことができます。
Q. 鼻パッドの緑色の汚れも落ちますか?
A. 日常的な皮脂汚れであれば綺麗になります。しかし、緑色の汚れが「緑青(ろくしょう)」と呼ばれる金属のサビである場合、クリーナーだけでは完全に落とすことは難しいかもしれません。緑青がひどい場合は、無理に擦らず眼鏡屋さんで相談し、部品交換などを検討することをおすすめします。
まとめ:1,000円で世界が輝きだす
メガネは私たちの目を守る大切な相棒です。ほんの少し手間をかけるだけで、レンズを傷から守り、毎日をクリアな視-界で快適に過ごすことができます。
かつての私のように「手入れは面倒くさい」と思っている方がいたら、まずは一度、騙されたと思って試してみてください。大げさではなく、本当に1,000円で人生が変わりますよ。視界がクリアになるだけで、世界が文字通りキラキラと輝いて見えるのですから。