Googleは障害者雇用向けの有期雇用プログラムの説明会に行ってきた。応募したいな~とか思っている人向けにイベント内容をまとめながら疑問点も書いていく。動画を見る前に見ておくと自分が働けるかどうか、面接で確認したいことをメモするのに役立つと思う
gReachプログラムを調べる前知っておけばより理解できるように
勤務場所は?通勤は?勤務時間は?などでgReach自体を調べる必要があるのか、そもそも自分にあっているのかを判断する必要がありますよね調べる前に条件に合うか合わないかっていうのを知っておく必要があると思います。会社よりもまずは基本的なことで条件が合わないと感じたらやめておいたほうがいいと思います。
動画のリンクは最後に張っておきます
gReachプログラムは障害者のスキルアップのためのプログラム
このプログラムを障害者雇用で長期働きたいという考えだとかなりのズレを生じるかもしれません。なぜなら、gReachプログラムの紹介ページにスキルアッププログラムと書いてあるからです。
障害がある方を対象とした業界のプロフェッショナルを目指していただくためのスキルアップ・プログラムです。
https://careersonair.withgoogle.com/events/greach-info-session-japan-2025#
長期雇用を前提とせず、様々な職種に自分の興味のある職種のスキルアップを図るためのものなのです。そのため、実際の応募ページには初級と書かれています
ということを前提でプログラムの説明を聞いていくと
gReachプログラムは有期雇用1年のプログラム
gReachプログラムは1年限定の有期雇用プログラムなので、1年経ったら転職をしなければならない。そのため1年経ったら基本転職を考えなければならない。これはけっこう大変だと思います。身体の人はまだいいかもしれませんが、メンタル系の疾患の場合、1年働いて慣れてメンタルが落ち着いた頃に転職しないといけないというのはかなり大変ですし、普通の転職活動と違って、障害者雇用の場合だと転職活動二時間が掛かるからです。
でもGoogleで1年働いたという実績はかなり大きいと思うので案外転職しやすい気もします
疑問:動画を見直して思ったgReachアソシエイトの人が1年半働いてると言っている
有期雇用プログラムで1年のはずなのに、gReachで1年半働いているってことは、雇用延長があるのか?このあたりは説明がないので不明
障害がある人が正社員になってもgReachアソシエイトと呼ぶのか、それとも有期雇用の障害者雇用のgReach採用された人がgReachアソシエイトと呼ぶのかかなり不明なのです。でも正社員でも障害者雇用のことをgReachって呼ぶと差別感があるので延長はあるかもしれません。
出勤在宅のハイブリット型なので週3日渋谷に出勤
- 在宅:月金
- 出社:火水木
週3回出勤が必要です。
フレックス制で週40時間
勤務地が渋谷の本社:東京都渋谷区渋谷3-21-3 渋谷ストリーム
車椅子の社員の方もいるので出勤はできる
渋谷はオフィスかつ観光地なので人が多すぎても平気か?
六本木や赤坂、有楽町や銀座、新宿、渋谷などバイトや社員で働いたことがありますが、なかでも渋谷は本当に人が多い。特にいま渋谷は外国人観光客が多いので、その中で出勤ができるかどうかということがポイントになるかと思います。
駅直結で行けるような感じですが、もちろんこれは自分が使う路線によるので、人によっては渋谷駅から10分以上掛かる人もいるかも知れない。gReach採用の人が電車が満員で辛いと言っている人もいるので、通勤にはある程度の覚悟が必要
応募前に1度、実際に言ってみるといいかもしれません。
疑問:出勤日の火木金って終日オフィスで働くの? フレックスってどんな感じ?
在宅の月金は問題ないですが、火木金はフレックスだけど終日オフィス?って思ったんですよね
車椅子のGreachで働いている人のインタビューで1日のタイムラインが、午前中家で働いて12~13時ぐらいに出社していると行ってました。このように物理的な身体的障害があると出社の時間は調整してもらえるかもしれません。
リハビリがある日はリハビリで途中でオフィスを出て、残った時間を家に帰ってから働くということもしているようなのでかなり柔軟
メンタル系でも満員電車がメンタル的に辛いので調整してほしいといえば対応してくれるかも?個人的には病院が午前中だけだったり、複数通っているので、もし病院などで中向けしたり、帰ってもその分家から働けばいいのかもしれません。このあたりは人によって障害の程度などに夜と思いますので人それぞれ相談ですね
疑問:残業時間はあるのか
エンジニアで働いている方のインタビューで1030~2100まで働くこともあると言っていたので、残業自体はありそうですね。一方でときには17時で前で業務を終わるといってたのでもしかしたらトータル40時間になるように調整しているのかもしれません。でも調べたら残業無しって書いてあった
勤務開始は今年は1月or5月
過去の動画では5月だったのですが今年は1月か5月という表記になってました。1年に1回6月の障害者雇用の人数が基準になる法律なので、5月に募集しているんだと思う。でもそれだと試用期間でやめた人がいると雇用率を割る可能性が過去あったのかもしれないから今年は1月も検討しているのかもしれない
社内研修は充実してそう
Googleの社内トレーニングプログラムや配属チームでの業務に必要な業務知識に関する研修を提供
配属チームは、ご経験に合わせ最適なチームへご案内
と記載があるので、googleのトレーニングや業務知識の研修などがしっかりしていそう
英語については努力する必要あり
実際にgRreachから正社員になったであろう人のインタビューでも「英語がすごく苦手で、苦手で」といっていたのですが、努力して海外の人とやり取りをしているようなので、チャレンジできる人かどうかということがポイントな気がします
もし応募したいと思うなら今から英語の勉強を始めることが大事かと思います。面接のトークにもつかえますし。
外部の研修プログラム等への費用補助(英語力など)
プログラムの紹介ページにも英語力の費用補助も明確に書かれているので、これは逃げては通れないかと思います。
正社員になれるかなれないのか?
契約社員としての採用となりますが、プログラム期間中および卒業後、 弊社が募集する正社員ポジション等にもご応募いただけます
このように紹介ページに記載があるのですが、あくまで、正社員ポジション等にも応募できます と記載がありますが、正社員に転換とは書かれていないので、健常者の人たちと同じフィールドで戦って正社員にならなければいけないかと思います。
当然そこは英語力は必要でしょうし、スキルもハイレベルで求められるのでかなり狭き門かとおもいます。
当然障害者としての合理的配慮はあると思いますので、能力で採用されるかと思いますが、googleで正社員になれるなら、googleと同等の同業他社でも正社員になる自信があるぐらいの覚悟が必要かなと個人的には思います。
正社員ポジション等とあるので、再度もしかしたらgReachプログラムに応募する問うこともできるかも?それで延長とかは結構現実味はありそう。
gReachで配属された部門で正社員などがが募集されていないと応募すらできませんが
実際にどんなポジションの応募があるの?
じゃあ実際にどんなポジションの応募があるのかってところですが、このイベント終了当初は6件ぐらいでしたが、この記事を書いている1ヶ月後ぐらいでは16件ほどありました
確認したgReach プログラム
どんな募集があったのか、来年以降も知りたい人がいると思いますので、募集があった職種を羅列しておきます。流石に詳細までは記載できませんが、 Googleの生成AI Gemininiに聞けば多分教えてくれます。
- ソフトウェア エンジニアリング アソシエイト、障がい者向け gReach プログラム、障がい者雇用(日本語)
- アドミニストレイティブ ビジネス パートナー、障がい者向け gReach プログラム(日本語)
- デジタル マーケティング アナリスト、第一広告営業本部、gReach プログラム(日本語)
- アカウント マネージャー、第一広告営業本部、障がい者向け gReach プログラム(日本語)
- セールス デザイナー、第一広告営業本部、gReach プログラム(日本語)
- リクルーティング オペレーション スペシャリスト、gReach プログラム
- マーケティング マネージャー アソシエイト、gReach プログラム、障がいのある方、(日本語、英語)
- パフォーマンス スペシャリスト、障がい者向け gReach プログラム
- ソリューション コンサルタント、障がい者向け gReach プログラム(日本語)
- デバイス マーケティング マネージャー アソシエイト、gReach プログラム、障がいのある方(日本語、英語)
- アソシエイト カスタマー ラーニング リード、障がい者向け gReach プログラム(英語、日本語)
- ストラテジック パートナーシップ デベロップメント アソシエイト、ジオ、gReach プログラム、障がいのある方(英語、日本語)
- テクニカル アクセラレーション プログラム マネージャー、障がい者向け gReach プログラム(日本語)
- セールス管理サポート スペシャリスト、障がい者向け gReach プログラム(日本語)
- アソシエイト カスタマー エンジニア、障がい者向け gReach プログラム(日本語)
- アソシエイト パートナー デベロップメント マネージャー、障がい者向け gReach プログラム(日本語)
福利厚生が手厚いについて社員食堂が無料
これはかなりでかい!障害者ではたらいていると給料が少ないし昇給は全然しないので、物価高で野菜が本当に買えない。ランチとか無料らしいので、1回1000円としても週3回いって1ヶ月12回:1万2000円浮くよね。もし全部出社したら 20日で2万円節約できるし、もしかしたら朝とか夜とかもなのかな?カフェもあるようなので、コーヒーとか好きな人もいいよねお菓子とかサンドイッチもあるらしいすごい。
社内にフィットネスジムがあるのでジムに通ってる人は1ヶ月だいたい1万円節約になる
マッサージルームなどもあるようなので、これも助かるよね。肩こりで頭痛の人とか腰痛の人とか助かる
イベントの説明会でわからないことと改善してほしいこと
個人的にイベントはGoogleのgReachプログラムのイベントはこんな感じで働いているよっというふわっとしたやる気アップな感じで細かい部分がわからなかった。とりあえず応募してねという感じなので、転職活動している人にとってはわからないことや重要なことが足りないと感じた。その辺をまとめる
給料いくら?試用期間は?有給は?などの詳細条件がわからない
勤務時間と12ヶ月のプログラムというのはわかったけど、給料がわからないのが一番の問題。最低限の金額がわかれば転職活動としてやりやすいけど、紹介がないので躊躇するよね。面接の途中で教えてくれたりするのかもしれないけど条件が合わなかったらそもそもその時間が無駄になるし
わからないので調べたatGPに募集要項があった
atGPは障害者向けの転職エージェントです。下がgoogleが出している求人の一覧ページURLは以下から
https://www.atgp.jp/search/top/company_recruit/0011000000AitZNAAZ
この情報は2025年11月時点なので、当然今後変更になります。あくまで参考までに
- 試用期間:3ヶ月 条件はかわらない
- 月収:291,000円 ~ 487,500円 (年収:350万円 ~ 585万円) 昇給無しで賞与はある
- 09:00~18:00 休憩時間:1時間
- 所定外労働時間:無 残業はないらしい。ということは説明会で行っていた人は月間の勤務時間合計で調整しているのか?
- 休日・休暇:完全週休二日制(土日祝)年末年始の休みはどうなるのか
- 有給休暇の記載:なし
ないかもしれないしあるかもしれない。ないばあいは病院に通院したいときとか病気のときは欠勤扱いで給料が減るかも?わからない - 社会保険完備(雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金)
- 福利厚生:社員食堂 / ドリンクサーバー / 社内カフェ / フィットネスジム / マッサージルーム / カウンセリングサポート等
雇用実績は様々な身体障害者から精神疾患の人たちが採用実績に掲載されているので、すべての障害の人にチャンスは有ると思います
最初の1ヶ月は研修のようなのでいきなり業務が開始ってことはなさそう
年収が350万以上とあるが、事務職などのバックオフィスとエンジニアでは給料は当然エンジニアが高いと思う。でも全ての求人で年収レンジが同じなんのでバックオフィスでも経験があれば600万近くも夢じゃないかも?
それでも障害者雇用で350万はかなりいい条件なので、受けてみる価値はあると思う。これをなんでイベントで言わないのだろう。
面接とかはgoogleのFAQで書かれていますがオンラインで行うので、面接自体は簡単にできそう
イベントでは質疑応答はなく懇親会のみ
過去の動画も見ましたが、イベントでの質疑応答はなく、懇親会だけで質問ができる形式でした。そのためイベントでは質疑応答動画はありません。4年ぐらいやっているgReachプログラムなのでよくある質問はwebページに乗ってますが本当にみんなが気になる質問のQAがありませんでした
1年後は更新はありますか?正社員になった人はどれぐらいいますか?
これは全員が気になること、完全に1年の勤務であれば、有期雇用の12ヶ月中に転職活動を始めなければなりません。仕事に慣れてきた頃に並行して転職活動をしないといけないので、かなり大変だと思います。業務の調整しながら転職活動しないといけません
どの程度正社員になっていますか、ということも知り合いですよね。正社員のポジションがオープンになっていないと正社員の枠に応募すらできないので、難しいとは思いますが。
これだけは絶対質問されるので、この情報についてはイベントで説明してもいいのでは?とかんじました。むしろスキルアッププログラムなので、そこは割り切って次の仕事を探すことを前提にがんばってくださいとか行ってくれたら完全に割り切れるのにと感じた
私が感じたgReachプログラムの対象者と使い方
このプログラムはどんな人が実際に応募したほうがいいのか、どのように使えばいいのか、色々考えてみた。イベントの開催時間や場所、年齢なども加味して考えてみる。
イベント開催が平日18時開催なので障害者雇用で働いている人は難しいかもと感じた
配信自体はオンデマンドでいつでも見れませんが、本社の懇親会で色々質問したい本気な人は渋谷に行きたいけれど18時なので、障害者雇用で働いている人は無理だと感じた。そのために早退する必要がある。私はフレックス勤務なので時間を調整して参加できました。
そう考えると、現在働いていない人が必然的に会場参加となる。当然、グーグル自体も意味なく時間設定をすることはないはずなので、この時間に参加できる人がメインのターゲットと考えて時間設定しているはず。
だから障害者雇用で現在働いている人は対象外になってくる気もする。だからスキルアッププログラムという建付けの可能性が高い
障害者になったばかりの人向けグーグル版の職業訓練と考えるといいかも
スキルアッププログラムなので、働きながら転職活動をする職業訓練だと思うと一番スッキリする気がする。だから現在働いていな人は何も考えずに応募するのが一番いいと思う。でも現在障害者雇用で働いている人はかなり自分の今後のキャリアプランなどを設計していないとむずかしいかな
有期雇用なので無期雇になれない現在障害者雇用で働いている人はよく考えたほうがいい
1年の有期雇用で、終わったら別のポジションに申し込みができるようですが、結局5年働かないと無期雇用になれないので、無期雇用を目指している人、無期雇用にもうすぐなりそうな人は応募するかは本気で悩んだほうがいいと思う。
googleはわかりませんが、外資系は障害者雇用でも会社都合でポジションクローズで退職となるケースが結構あります。私の周りの外資系勤務の障害者雇用の人たちで無期雇用になっても数カ月の退職金をもらって退職になっているのです。逆に日本企業で働いている人は安泰なので、このあたりは給料が高い外資系かやすいけど安定の日本起業で働き続けるかということも考えておいたほうがいいと思います。
私ならグーグルの障害者雇用で採用されたらすぐに転職活動の準備を始める
スキルアッププログラムなので、採用されたらすぐに転職活動の準備を始めます。働きながら職務経歴書を更新したり、キャリアプランを構築したり、正社員や他のポジションで働けなくなったときのリスクヘッジをします。
とにかく履歴書や職歴書にかけることを増やすために死ぬほど努力します
その結果1年間のグーグルでの勤務がダラダラしたものにならず最大限の効果が発揮できると思うのです
すくなくとも半年経って残り6ヶ月経過した頃から本気で活動を開始します。障害者雇用は空白期間が増えると転職が厳しくなるので絶対に空白期間を作らないという覚悟が必要ですね。
gReachプログラムのイベントでは若手の人が多いので年配者は不利かも?
若手の人が登壇して喋っているケースばかりなので、40代とかは難しいかもしれませんね。私は40代なのですがダメ元でチャレンジする予定ですが。そもそもスキルアッププログラムの初級ぐらいのポジション募集なので、40代でスキルがないのは結構やばい気もするんですよね。初級枠に応募して、努力するのは異世界転生のなろう主人公みたいな気もします。
というかイベント会場も若い人ばかりだったのでw ちょっと場違いかもと思いました
わたしはgoogleでレベルの高い業務を体験してみたいのでチャレンジしたいのですよね。
個人的には若くてITスキルを身に着けつつスキルアップしたい人は絶対応募したほうがいい
20~30代の人はとりあえず何も考えず応募してもいいかもしれません。でも今障害者雇用で働いていて不満がないなら現状維持がいいと思う。無期雇用を目指して雇用年数を延ばしたほうがいいし。1社の雇用年数実績はお金で買えないですからね
それ以外の人は1年働いてもgoogleで働いてました!って言えば少なくともgoogleの書類審査通って働けたなら他の会社で落ちるとなるとその会社が見る目がないとか社風に合わないとかそういうふうに考えられますからね。
詳細はこちらから確認し実際にイベント動画などを見ると良いと思います
https://careersonair.withgoogle.com/events/greach-info-session-japan-2025#
スキルアップだけなら障害者雇用のマイクロソフトのIT ラーニング プログラム2年もあり
マイクロソフトでは障害者雇用向けのITスキルアップの最大2年間の年俸300万で週30時間勤務で週1~3出社のプログラムもあります。こちらはgReachのOJT形式ではなく完全未経験からのITスキルをみにつける感じのようなので、もっと職業訓練に近いと思います。
最大2年働けるというのもメリットでかいですよね。ビジネススキルやITスキルMOSプログラミングや英会話コミュニケーションや就労支援もやってくれるので職種が決まってない人はこっちのほうがいいかも
https://www.microsoft.com/ja-jp/mscorp/diversity-itlearning/program
まとめ gReachに申し込むならマイクロソフトも申し込んだほうがいいかもね
私はITスキルは特に問題ないし、職務経歴も多いのでマイクロソフトは必要ありませんが、スキルアップを目的としているだけならgReachとマイクロソフトのITラーニングプログラム両方申し込んだ法がいいかもしれません。私なら年のためさらに転職活動もします
職務経歴はあるけど、ITスキルがなくてAI時代スキルがなくて不安とかビジネススキルや英会話とかも身に着けたいという人はむしろマイクロソフトをメインにgReachに応募したほうがいいかも
そんなかんじで選択肢は一つで絞り込むのではなく、いくつか決めて考えておくと良いと思います。両方受かっても、もしかしたら別の良い企業から内定出たらそっちに行ったほうがいいケースもありますし
障害者雇用はとにかく、選択肢を狭めずチャレンジできるところにはとにかく応募したほうがいいですね