どうしても印刷ができない、手差し印刷ができない、同じテンプレートでも他の人はできるのになぜなぜ、って思った人の解決方法です。ワードってクセが有りすぎて嫌ですよね
🤯 1時間溶かしたけど、封筒を測って作り直したら一発で直った話
Word差し込み印刷がうまくいかないのは“他人の設定”が原因だった!
「急いでいるのに、Wordの差し込み印刷がうまくいかない…」
そんなとき、あなたが疑うのは「自分の操作ミス」か「プリンタの故障」ではないでしょうか?
しかし、もしあなたが「人からもらったテンプレート」を使っているなら、原因はあなたでもプリンタでもなく、「テンプレートを作った人の環境」にあるかもしれません。
私も以前、完璧だと言われたテンプレートを使って封筒印刷を試み、1時間もの時間を溶かしました。文字はズレる、印刷範囲は合わない、最悪エラーが出る…。その理不尽な「謎のズレ」を解決した究極の原点回帰について、実体験を交えて解説します。
1. 😭 完璧な「他人の設定」が、自分のPCでは通用しない理由
人からもらったテンプレートは、見た目は完璧でも、あなたのPCでは**「設定の一部が未対応」になることがあります。なぜなら、Wordのファイルは以下の作成者の環境情報を密かに引きずっているからです。
- プリンタの機種が違う: 印刷範囲や余白の「最低基準」は、そのテンプレートを作成した人のプリンタドライバに基づいています。あなたのPCのプリンタでは、その基準が異なるため、レイアウトが崩れます。
- 用紙サイズがローカル登録: テンプレート作成者が「長形3号」を「ユーザー設定サイズ」として登録していた場合、あなたのPCにはその登録が存在しません。結果、印刷時にサイズを正しく認識できず、エラーやズレの原因となります。
- 差し込みフィールドの紐づき: テンプレート内の差し込みフィールドが、作成者のローカル環境にあるデータソースと紐づいたままになっていることもあります。
つまり、テンプレートをもらっても、それは「作成者専用の世界線」でしか完璧に再現されないのです。見た目が同じでも、Wordの内部ではズレが生じる「設定不一致」こそが、印刷エラーやズレの正体です。
2. 🛡️ 【実録】1時間格闘した私がたどり着いた最終結論
私はこの謎のズレに1時間格闘し、あらゆる設定をいじり尽くしました。そして最終的にたどり着いたのは、非常に地味ですが、最短で確実に解決する答えでした。
それは、「他人のテンプレは諦めて、自分で一から作り直すのが一番早い」ということです。
テンプレートの良し悪しに悩む時間を、「封筒の実測」と「Wordへの手動入力」に充てることで、嘘のようにズレが消えました。
3. 📐 究極の原点回帰!「封筒の実測」こそ最短ルート
ズレやエラーの根本原因である「サイズ不一致」を解消するためには、あなたが今手に持っている封筒の物理的な寸法を知り、それをWordに正確に教え込む必要があります。
| 名称 | 寸法(mm) | A4との関係 | 用途 |
| 長形3号 | 120 × 235 | A4三つ折りが入る | 請求書・履歴書 |
| 角形2号 | 240 × 332 | A4を折らずに入る | 資料・書類送付 |
| 長形4号 | 90 × 205 | A4四つ折りが入る | DM・通知書など |
✅ 正確さが命!封筒の測り方とWordへの設定
- 封を閉じた状態で測る(折り込み部分は含めない)。
- 横幅:端から端までを測る。
- 縦:底から封口までを測る。
- Wordで
[レイアウト]→[サイズ]→[その他の用紙サイズ]を開く。 - 計測した正確な実寸を「幅」と「高さ」に入力する。
📝 注意点: 折り込み部分を含めて測ってしまうと、Wordが認識する用紙サイズが実際の印刷領域より数ミリ大きくなり、結果的に印刷位置がズレてしまいます。ここは特に注意が必要です。
🖨 印刷がズレるときは「印刷設定」もチェック!
Word側の設定を正しくしても、プリンタの印刷設定が合っていないとズレが出ることがあります。
- [ファイル] → [印刷] → プリンターのプロパティ を開く
- 給紙方法が「手差し」や「封筒トレイ」になっているか確認
- 用紙サイズがWordで指定したサイズと一致しているか確認
- 拡大縮小印刷(Fit to Page) がオンになっていないか確認
特に「自動サイズ調整」や「フチなし印刷」などが有効だと、
封筒のレイアウトがずれてしまうことがあります。
🕊 ポイント:
Wordとプリンタの設定を“同じサイズ・同じ給紙方法”で揃えること。
それだけで多くのズレは解消されます。
4. 🚀 まとめ:あなたのPCは「他人の環境」を再現しない
Wordの差し込み印刷は、操作スキルよりも「環境の整合性」にすべてがかかっています。
- 他人のWordテンプレートは、見た目が同じでも内部設定が違うため、あなたのPC環境では完璧に再現されません。
- 印刷がうまくいかないときは、そのテンプレートの優劣を疑うより、思い切って封筒を実測し、一から用紙サイズを設定したほうが、結果的に最短ルートになります。
地味な作業ほど、確実で早い解決策になることが多いのが、Wordの差し込み印刷の奥深さです。もう他人の設定に振り回されるのはやめて、あなた自身のプリンタ環境に最適化されたテンプレートを作りましょう。