ESLとはEnglish as a Second Languageといって、母国語が英語じゃない人が、第二外国語として英語を学ぶコースです。語学留学を考えている人、特に社会人やお金のない学生などが安心して学習して効果を出せる学校を紹介します。
ESLプログラムには民間語学学校のコースと大学が提供しているコースがある
ESLを提供しているのは、民間の語学学校や、海外の大学が提供しているコースなどがあります。そのため、レベルは学校によって異なってきます。
よく質問されるのが、語学留学は履歴書に書いていいの?という部分です。1年以上の場合は書いたほうがいい、という回答があったり、書かないほうがいい。という回答もネットでは見られます。
それはなぜかESLプログラムを終了しても証明書がないと思っている人が多いからです。
アメリカなどの海外大学のESLコースを修了した場合に証明書を発行してくれるところもあります。せっかくなら、学習結果を証明してくれる大学で学んだ方が履歴書にも記載できるし、大学受験を控えている人は、英語科目を免除できる可能性があります。
ピープル大学こと通称UoPeopleとは授業料無料のアメリカのオンライン大学
私がESLコースで英語を学習したuniversity of people はアメリカのオンライン大学です。授業料無料で、入学金とコースごとの最終試験代金だけで英語を勉強できます。全部で8コースありますがこのコースは事前に振り分けテストを受けて、レベルに合ったコースを受講し最後のENGL0008まで受けることになります。
UoPeopleのESLコース一覧全8コース
最初のビギナーコースの2つはアラビア語の生徒のみなので、実質6コースとなります。
- ENGL 0001 Beginner English 1 (UoPeople Arabic students only)
- ENGL 0002 Beginner English 2 (UoPeople Arabic students only)
- ENGL 0003 Elementary English 1
- ENGL 0004 Elementary English
- ENGL 0005 Pre-Intermediate English 1
- ENGL 0006 Pre-Intermediate English 2
- ENGL 0007 Intermediate English 1 (EAP)
- ENGL 0008 Intermediate English 2 (EAP)
UoPeopleのESLコースでかかる実質日費用は?
6コース受けてたとしても、最大の金額は
- 入学金100ドル
- 1コース120ドルx6コース
- 合計:820ドル
ドル円150円だとして:123,000円
私が実際にかかった費用は460ドル
私は英語の振り分けテストでENGL0006に振り分けられましたので、かかったた費用は
- 入学金100ドル
- 1コース120ドルx3コース
- 合計:460ドル
1ドル150円だとして:69000円
オンライン英会話とUoPeopleのESLコースどっちがいいの?時間もコストもESLがおすすめ
私はオンライン英会話のDMMを2年半やり、QQEnglishを半年やりました。金額的に25万ほど使いました。しかし、それに比べたら、圧倒的に安く、効果が非常にでるUoPeopleのESLをおすすめします。
- オンライン英会話:自分のレベルでゆっくり無理せず成長する
- UoPeopleのESL:課題があるので、自分のレベル以上に大変な思いをしながら成長する
本気で成長したいならESLプログラムで勉強したほうがいいです。
最近ではAI英会話アプリで月2000円程度できるものなどもあるので、オンライン英会話よりもそちらをお勧めします。AI英会話アプリとAI発音アプリを二つ課金していますが、実際に3年近くオンライン英会話を習ってみたら、オンライン英会話よりも圧倒的に品質がいいし、予約をして時間を調整する必要がないので、マイペースでできます。
自分が使っているAIアプリはLingoChampとELZAの発音強制アプリです
UoPeopleのESLのコースの振り分けはDuolingo English Test(DET)の英語でストを受ける
UoPeopleのESLプログラムに申し込むと、UoPeopleからDuolingoの英語テストのコードが貰えます。こちらは、入学金に含まれているので別途支払う必要はありません。このテストの結果によって日本人の場合は8段階中LV3(ENGL0003)~LV8(ENGL0008に振り分けられます
DETの注意点として、受験中に画面から目をそらす、余分なPCアプリを起動しているなどを理由にテスト失格となります。失格といってもテストを正しく完了するまでは、何度もお金をかけずに再受験が可能です。
私は3回目でやっとスコアを出してもらえました
UoPeopleでESLを学習するメリットは?CEFRの証明書をもらえる
CEFER(セファール)とはCommon European Framework of Reference for Languagesの略語で、ヨーロッパ言語共通参照枠と呼ばれるものです。
簡単に言うと、TOEIC、IELT、TOFEL、英検、ケンブリッジ英語検定などのの試験を一つの指標で表し、英語力をわかりやすく判断できるようにしようというものです。CEFRは日本の文部科学省も推奨していて、CEFRのレベルによって大学入試で英語免除などの恩恵をうけることができます
途中のコースでやめてもコース終了ごとにCEFRの証明書を貰えるので、デメリットはありません。
UoPeopleのESLプログラムの課題の基本構成
- Leearning Guide
- 英単語探しゲーム
- ディクテーション単語のリスニングとタイピング課題
- Discussion forum
- Written Assignment
- Learning journal
- SELF-Quiz
- grade Quiz
- Final Exam
Learning Guideは週ごとに学ぶテキスト
基本的には週ごとに、英単語や文法などを学習します。そして、英語のエッセイの書き方やAPAと言われる他の資料からの引用方法を学んだり、タイムマネジメントやストレスマネジメント、ノートの取り方などを学習します。このLearning Guideで学んだ内容がその週の各課題の問題に反映されますので、非常に重要なのです。
ワードパズルはたくさんの文字の中から単語を探すゲーム
このようなランダムに配置された文字から単語を探すゲームです。探す単語は、その週に学んだ単語20~30程度の中から探していきます。
スマホだと画面が小さすぎて、単語を選択できないので、PCでやることをお勧めします。場合によっては画面の文字を小さくしてやりましょう
こちら何度も繰り返しできるので、ゲーム感覚でチャレンジしてみてください
終わるまでの時間がカウントされますが、成績には関係ありません。
ディクテーション単語のリスニングとタイピング課題
ディクテーションと言われる音声を聞いて、その音声に従って単語をタイピングする課題です。こちらもその週に学んだ単語20~30程度をタイピングしていく課題となります
間違えても何度も繰り返すことができるので、安心して100点を取ることができます。
Discussion forumは掲示板にエッセイを書いて相互評価する
ディスカッションフォーラムは、課題となる記事を呼んで、自分の感想を書いたり、エッセイ(小論文)を書くこととなります。場合によっては、いくつかの質問が提示され、それに対して回答を書くというものもあります。
そして一番大事なのが、生徒の中から自由に3人選んで、その人たちの提出した意見に対して10点満点で評価し、その意見に対して批評することとなります。いいところやそれは違うという意見、改善点などを英単語で100ワード以上書くこととなります。
Written AssignmentはDiscussion forumに似ているが匿名評価をする
ディスカッションフォーラムは掲示板に書き込むので全員の投稿が見ることができますがリトゥンアサインメントは全員の課題を見ることができません。課題の内容はエッセイや各質問に回答する流れとなります。そして相互評価は、自動的に匿名で3名~4名の課題を採点することとなります。
これは、提出した自分の課題が他人に評価れた点数と、他人の課題を採点が適切かを評価された点数があなたの成績に反映されます。
Learning journalはエッセイなどを指定された形式で先生に提出する課題
ラーニングジャーナルは基本的にはエッセイを書く課題となります。評価については先生に判断してもらうので、Discussion ForumやWritten Assinmentと違って、公平な点数が割り振られます。しかし、先生によって評価基準が厳しかったり優しかったりもします。
SELF-Quizは間違えても何度も受けなおして100点をとれる
セルフクイズは毎週あります。問題はその週ラーニングガイドから提出されます。間違えても問題ありません。何度も受けなおして100点を取りましょう。評価は最後に受けたテストの点数となりますので、必ず、100点を取って終わらせませ用
grade Quizは中間テスト、3週目と6週目に実施
このテストはその週までのラーニングジャーナルから問題が出ます。あわせて、セルフクイズから同様の問題が出ることも多いので、しっかり復習して取り組みましょう。1回しか受けることができず、点数はすぐ出ますが、間違えた問題を知ることはできません。
Final Examは9週目に実施ENGL0007までは内部テストENGL0008は外部テスト
ENGL0007今までの総決算なので、過去のラーニングジャーナルとセルフクイズをしっかり振り返って学習することで高得点を取ることが可能です。
ENGL 0008 Intermediate English 2 (EAP)に関しては最後のテストはオックスフォード・プレイスメント・テストというものを受験します。
UoPeopleのESLコースの難易度はだんだん楽になっていく
ENGL0006はとにかく大変でした、読み物も多く、短編小説を読むこともありました。しかし、ENGL0007、ENGL0008と進むとどんどん楽になっていきました。もちろん私の英語力が成長したのもあると思います。しかし、コースのレベルが上がるにつ入れて、読み物が減っていきました。
UoPeopleのENGL0008はfinal Examが50%とれないと落第
UoPeopleのESLの最終コースENGL0008はどんなに高得点をテスト以外で取っていてもFinal Examで50%以上の点数を取らないと落第となり単位をとることはできません。
ESLコースでENGL0008コース自体は非常に簡単で、受ける必要があるかないかでいえば受ける必要はありません。このコースはUoPeopleに入学する際に英語の資格を持っていない人が受講が義務づけられるコースとなります。しかし、わざわざこのコースを取る必要はないのです。英語の振り分けテストで使ったDuolingo English Testで95点以上をとった方が効率がいいため
UoPeopleでESLコースを受講した感想は絶対におすすめしたい
英語力を上げる方法として、英語で英語の勉強をした方が効率がいい。しかも、毎週たくさんの読み物と、エッセイを書かないといけないので、英語の小論文を書く能力が上がります。びっくりするぐらい英文を書くので、書くスピードも上がるし、読み物も多いので読むスピードも上がります。
とにかく、読み書きの能力は圧倒的に上がるのが実感できます。
UoPeopleのESL、ENGL0007でCFERのB2の証明書が発行されます。これをTOEIC換算すると795点以上なので満足です
ENGL0008はUoPeopleに入学するのでなければ必要ない
ESLの最終コースENGL0008は最終試験が外部のテストを利用して、さらにこのテストで50%以上取れないとENGL0008は落第となるので、受ける必要はありません。内容もかなり薄く、消化授業なので時間がもったいないです。2か月間ENGL0008で勉強するなら、Duolingo English TEST対策を2か月して必要なスコアを取得したほうがいいです。
Duoligo English TESTのスコアは海外の大学への留学でもつかえるスコアが発行されます
Duolingo English Testは世界中の4500校以上もの大学で正式に導入されていて、1回受験すれば、その点数を対象校に追加費用かからず提出することができます
Duolingo English Test(DET)のスコアを受け入れる大学は、年々増加しています。ただし、各大学が受け入れるスコア要件やDETを受け入れているプログラムに関する情報は変動することがあります。以下は一般的な有名な海外の大学と日本の大学の一部です。ただし、必ず各大学の公式ウェブサイトで最新の情報を確認してください。
以下一部紹介
有名な海外の大学:
ハーバード大学(Harvard University)
スタンフォード大学(Stanford University)
マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology, MIT)
ユニバーシティ・オブ・カリフォルニア、バークレー校(University of California, Berkeley)
カリフォルニア大学、ロサンゼルス校(University of California, Los Angeles, UCLA)
イェール大学(Yale University)
プリンストン大学(Princeton University)
シカゴ大学(University of Chicago)
ニューヨーク大学(New York University)
日本の大学
東京大学(The University of Tokyo)
名古屋大学(Nagoya University)
早稲田大学(Waseda University)
大学ごとにDETのスコア要件や受け入れているプログラムが異なる場合があるため、具体的な情報は各大学の公式ウェブサイトで確認してください。また、スコア要件が変更される可能性もあるため、受験前に最新の情報を確認することが重要です。
Duolingo English Testを使っている大学を検索するサイト
まとめUoPeopleのESLコースは英語力が伸びる
TOEIC350点がUoPeopleでESLコースを利用して英語の勉強を始めました。結果TOEIC800点以上相当のCEER B2の証明書を大学から発行されました。
一番うれしかったのが、英語のエッセイを書くことができるようになった、辞書さえあれば気軽に英語を読み書きできるようになったということです。
海外留学していたら7万では足りないと思います。英語がある程度読み書きできるようになると、自然とリスニングとスピーキングがやりやすくなっていきました。膨大な量のインプットとアウトプットを行って、課題の締め切りまでの時間制限があるので英語で考える能力が発達したせいだと思います。
デメリットとしてはESLの最終コースENGL0008は非常にレベルが低い
授業内容はかなりの消化授業、ESLコースのENGL0007のまとめ、さらに外部のテストを利用して合否を判断するので、わざわざUoPeopleのESLでやる必要はありません。テスト代の120ドルをかけるぐらいなら、Duolingo English Test対策をして2回受験して高スコアをとった方が、UoPeopleに入学したい人はそのスコアが使えますし、海外留学したい人も使えますしね。
私は最終的にENGL0007を合格して、ENGL0008を初歩的ミスで落第し、別で英語の資格を取ってUopeopleに入学しました。
オンライン英会話をやっている人は、一度止めてみてUoPeopleのESLコースを受けてみてください。その合間に英会話もしたい人はAI英会話をお勧めします。特におすすめは英語学習者ならほとんどの人が使っているELZAアプリがおすすめです。英語の発音が強制されるので、スピーキング力だけじゃなくリスニング力も上がりますよ