Visual Studio Code (VSCode) を使っていて、「文字が小さくて目が疲れる…」「プレゼンや画面共有でもっと文字を大きくしたい!」と感じたことはありませんか?
コーディングや開発作業において、エディタの文字サイズは作業効率に直結する重要な要素です。自分にとって最適なフォントサイズに調整するだけで、驚くほど快適に作業を進められるようになります。
この記事では、VSCodeのフォントサイズを簡単かつ迅速に変更する方法を、基本的なショートカットキーから、より詳細なカスタマイズ方法まで、分かりやすく解説します。
【最速】ショートカットキーでフォントサイズを自由自在に
今すぐフォントサイズを変更したい、という方にはショートカットキーが最もおすすめです。覚えるだけで、いつでも瞬時に拡大・縮小ができます。
Windowsの場合
- 拡大:
Ctrl
++
- 縮小:
Ctrl
+-
Macの場合
- 拡大:
Shift
+Command
++
- 縮小:
Command
+-
このショートカットは、エディタ全体の表示倍率を変更します。文字だけでなく、サイドバーやアイコンなども含めて全体的に拡大・縮小されるのが特徴です。一時的にサイズを変更したい場合に非常に便利です。
メニュー画面からの基本的な設定方法
ショートカットキーだけでなく、メニュー画面からもフォントサイズを変更できます。現在の設定値を確認しながら調整したい場合に便利です。
- 左上のメニューから [表示] をクリックします。
- ドロップダウンメニューから [外観] にカーソルを合わせます。
- [拡大] または [縮小] を選択して、サイズを調整します。
この方法もショートカットキーと同様に、エディタ全体の表示倍率を変更する操作です。
【応用】settings.jsonを編集して、より詳細なカスタマイズ
「エディタの文字サイズだけを特定の大きさに固定したい」「ターミナルの文字サイズも変更したい」といった、より細かいニーズに応えるのが settings.json
ファイルの編集です。
settings.json
は、VSCodeのあらゆる設定をJSON形式で記述できるファイルです。
Ctrl + Shift + P
(Macの場合はCommand + Shift + P
) でコマンドパレットを開きます。- 検索窓に「
settings.json
」と入力し、[基本設定: 設定 (JSON) を開く] を選択します。
開いた settings.json
ファイルに、以下の設定を追記します。
エディタのフォントサイズを固定する
エディタ部分のフォントサイズをピクセル単位で指定できます。
{
"editor.fontSize": 18
}
上記の例では、フォントサイズを18pxに設定しています。ご自身の見やすいサイズに数値を変更してください。
ターミナルのフォントサイズを変更する
VSCode内で使用するターミナルのフォントサイズも個別に設定可能です。
{
"terminal.integrated.fontSize": 16
}
こちらも同様に、数値を変更すること
まとめ
今回は、VSCodeのフォントサイズを変更する3つの方法をご紹介しました。
- 手軽に変更したいなら: ショートカットキー (
Ctrl
/Command
と+
-
) - メニューから確実に変更したいなら: [表示] > [外観]
- 細かくカスタマイズしたいなら:
settings.json
の編集
ご自身の作業スタイルや目的に合わせて、これらの方法を使い分けてみてください。最適なフォントサイズに調整することで、日々のコーディングがより快適になるはずです。