こんにちは、@usagipycom です。
40代からプログラミングを始め、今はアプリ開発や学習記録を少しずつ積み重ねています。

気づき①:草が教えてくれた、記録の可視化
学習の進捗は、X(旧Twitter)に書き残していました。
- 「今日はPythonでif文の練習」
- 「Javaでクラス作るの難しすぎる」
- 「アプリ開発、どこから手をつけていいか分からない」
当時は、Xで自分だけの学習用タグを作って投稿を整理していました。
たとえば #usagipyPython
や #今日のFlutter
のように、自分のログをたどりやすくしていたのです。
この方法は便利でしたが、SNSのタイムラインは流れが速く、過去を探すには限界があると感じるようになりました。
そんなときに出会ったのがGitHubの“草”。
GitHubでは、コミット(変更の保存)をするたびに草が生え、たくさんコミットすると色が濃くなる。
- 「あ、今日も緑が増えた」
- 「昨日より深い色になった」
そのグラデーションは、自分の足あとが目に見えるようで、静かな達成感をくれました。
可視化は、数字の進捗ではなく、存在の証明でもあります。
誰にも見せなくても、「私はここにいて、今日も1歩進んだ」と自分に言えること。それが、草の力なのだと気づきました。
気づき②:Driveは便利だけど、過程が見えなかった
以前はGoogle Driveでコードや資料を管理していました。
Driveの便利なところは、PCの特定フォルダを自動で同期してくれる点です。
- ノートPCとデスクトップPCのどちらでも、同じ作業が続けられる
- 手動のアップロードが不要で、バックアップも自動
とても助かっていました。ファイルを整理しながら、「これで安心」と思っていたんです。
でもあるとき、自分のフォルダを見返してふと立ち止まりました。
- バージョンでファイル名を分けるとファイル名が「name_yyyymmdd」などで増えるケースが有る
- どのファイルが最新か、何を変えたのか分からない
- 「何を考えて、どう変えてきたか」が消えている
Driveは静的な保存庫には最適だけれど、動的な学びの過程を残すには少し物足りなかった。
そこでGitHubの「バージョン管理」「差分記録」「履歴の可視化」に惹かれたのです。
GitHubは、開発ツールである前に、記録の道具にもなり得る。
パソコンが壊れても、過去の自分の思考がそこに残っている。そう思えたとき、私はようやく「ツールに支えられている」と感じられました。
気づき③:コミットメッセージは“未来の自分へのメモ”
Xでは「疲れた」など感情を記録していましたが、GitHubでは「やったこと」そのものを残せます。
- 「変数名を修正」
- 「ログイン画面の崩れを直した」
- 「READMEを追記」
当時は「それだけ?」と思うような小さな行動も、数ヶ月後に見返すと宝物のような軌跡になっていることに気づきました。
人は、自分が何を考えていたかを案外すぐに忘れます。
だから、行動だけでなく「なぜそれをしたのか」「どういう経緯だったのか」を残すコミットメッセージは、未来の自分への手紙になります。
エラーに苦しんだ日、動かなかった画面、思いついた小さな改善——
すべてが「誰かに見せるため」ではなく、「自分がもう一度見返すため」に記録される。
それがGitHubの優しさだと、私は思っています。
気づき④:GitHubは、完璧じゃなくても使える
GitHubって、上級者が使うものだと思っていませんでしたか?
私はそうでした。最初は「ブランチ?怖い…」「公開しないといけないの?」と思っていました。
でも、実際に使ってみると、
- Private(非公開)リポジトリで練習できる
- 間違えても履歴が残るから、安心して壊せる
- 少しずつ覚えていけばいい
「ブランチを使いこなせていない」ことは、恥ずかしいことではありません。
むしろ、それも含めて「今の自分の姿」を残していく場がGitHubなのです。
最初はREADMEだけでも、ログに「#TODO」だけでもいい。
大事なのは、「使ってみる」「残してみる」「恥を気にしすぎない」。
技術は、走りながら育ちます。GitHubも同じです。
……ちなみに私はまだ「ブランチ機能」は使いこなせていません。
でも、完璧じゃなくても使えるのがGitHubのいいところです。
気づき⑤:モチベーションは「自分なりの目的」で守る
GitHubは「草の数」を就職活動や転職のアピール材料として使う人も多いです。
それ自体はとても良いことだと思います。
でも、初心者のうちは、目的を“外”ではなく“内”に持つことが大切だと感じました。
- 他人と比べて落ち込まない
- 草の色や数ではなく、**「なぜ植えるのか」**を忘れない
私にとってGitHubは「日記帳」のようなものであり、
「自分を記録する箱」でもあり、「思考の小屋」でもありました。
誰かに見せることを前提にしていない場所だからこそ、
正直に、素直に、自分の気持ちを残しておける。
モチベーションを長く保つには、人と比べず、昨日の自分だけをライバルにする。
草は、そのための静かな基準になります。
GitHubは未来の自分の味方
- READMEだけの記録でもいい
- コード1行の保存でもいい
- 最初は誰にも見せなくていい(PrivateでOK)
でも、その記録は、半年後のあなたにとって**「確かな証拠」**になります。
「自分は、たしかに前に進んでいた」——そんな感覚を残してくれるのが、GitHubなのです。
私のGitHubはこちら(草、これから生やしますw)
今はまだ、ほんの少しだけ。
でも、はじめての草には、はじめての一歩がある。
これから育てていく記録として、よければ覗いてみてください。
関連リンク
📚 初心者におすすめのGitHub本
もし「草の意味はわかったけど、そもそもGitHubの使い方がわからない…」という方がいれば、こんな本を1冊持っておくと安心です。
🐣 わかばちゃんと学ぶ Git使い方入門
やさしいキャラクターとマンガで、初心者でも迷子にならずにGitとGitHubの基本がわかります。
「バージョン管理ってこういうことだったのか!」と納得できる場面が多く、私もこの本で「怖くない」と思えるようになりました。
📘 いちばんやさしいGit&GitHubの教本
実務にも使えるレベルの基礎知識を、図解たっぷりで整理できる一冊。
「コマンドライン苦手…」という人にも読みやすく、GUIツールを使った手順も載っているので、迷わず試せます。副業やポートフォリオづくりを視野に入れている方にもぴったり。
おわりに
GitHubは、怖いものではありません。
草を育てることは、あなたの努力を「見える形」にするということ。
迷っているなら、まずは1コミット。
最初の草が芽吹く瞬間を、きっとあなたも好きになると思います🌱