40代事務職TOEIC350点がアメリカの大学のコンピューターサイエンス学部に入学してみた
泥臭い内容なので、最短コースでTOEICのスコアを上げたいとか、英検取りたいとか、そいう人には向いていません。ただ愚直にやった経験です。
英語ができないので入学するまでに1年かかりました
2022年の前半、これを書いている時点では去年から半年間Pythonを勉強して楽しく遊んでいました。業務でエクセルを使うのでbatch処理を作って自動化させてみたりしました。下がその時の半年間の振り返りの記事です。
機械学習やってみたらちょっと楽しくなったので、kaggleのタイタニック問題であそんでみました。とりあえず、楽しくクリアしました。さらに追加でチュートリアル的な問題をやろうと思ってみたら、英語がさっぱりわからねぇ・・・英語が分からないから、全然進まない。ナニコレ、英語の勉強しないと無理じゃない?
Pythonの勉強を始めたころ、よくネットで公式ドキュメントをよめとか書かれているのを見て、英語じゃねぇ~か!わからねぇ。。。自動翻訳すると、それがそのツールの専門的に使われている用語なのか、それとも英語の文章の表現なのか分からない。って今も何を言っているのかがわからねぇ。
これ、プログラミング勉強するなら英語勉強するしかないんじゃない?って感じた。でもね、TOEICは二度と勉強したくないし、英検も勉強したくない。てか英語試験のための勉強は絶対したくない。
だって、オンライン英会話10000分以上やって、TOEIC350点だったんだもん。TOEIC対策とかしたくなくて、公式テキスト2~3週しかしなかったけど、実はこれを書いているときに私ずっとTOEIC450点だと思ってたからね。今知って絶望したよ。。。
ちなみに最後に申し込んだTOEICの試験、嫌すぎて、怖すぎてバックレた。たぶんTOEICの初心者版の試験と合わせて3回ぐらいうけた。それでこれだからな!
でもPythonは勉強したいしどうするか・・・はっ!!海外の大学に入って英語を勉強しながらプログラミングを勉強すればいいんでは?天才だと思ったね。オンラインの大学とかなら仕事終わった後、家でも勉強できるじゃん。最強だぜ!!ついでに海外の大学出ましたって言えば、英語の証明にもなるじゃん!一石二鳥だぜ!と思って調べてみたらちょうどいいのがありました
授業料無料University of the People 通称UoPeople
授業料無料で、試験代だけ、日本の大学の単位を移せば、20万ぐらいで卒業できそう。2年ぐらいで行けるんじゃね?激安すぎて、これでいいじゃん!!
入学条件を見てみると、英検準1級以上などなど
いやいや、無理でしょ、無理無理!!って思ったんだけどね、ESLコースがあるらしい問い合わせてみよう。
ESLコース合格すれば入学できるよ!なんだ~じゃあ申し込もう!!ぽちっと入学費用100ドル
入学したらESLコース受ける前に、Duolingo English Test受けてね、入学金に含まれてるからお得だよ!なるほど。じゃあ受けよう。めっちゃ難しい、写真を見て説明しなさいとか、質問を英語で答えなさい。リスニングとかライティングとかTOEICより全然難しかった。
Duolingo English Testっていうのは 世界中で使われている無料の語学勉強アプリ Duolingoが提供しているテストです。海外の大学の入学のための英語証明にかなりつかわれているらしい。知らなかった。
結果は75点 いいのか悪いのか分からない。でも入学するためには95点必要なので、20点も足りない
160点とかまであるみたいです。TOEIC換算すると400点前後らしい。
そんなわけでESLのレベル8段階中レベル6番目に振り分けらえました。数字が大きい方が卒業に近い
私はBe動詞がわけわからなくて、そして何だよ五文型って意味わからねぇで英語挫折したので、アラフォーになって英語の基礎を勉強し始めました。とりあえず単語だけわかれば後はどうとでもなるだろと単語アプリは愚直に何も考えずやってて、海外ドラマが好きで、そこで勉強した英単語が出てきてうれしかったりしてました。
ESLのコースを始める前に絶望を味わう
授業が始まる前に、オリエンテーションの資料を読む必要があります。2時間ぐらいで終わるから大丈夫!って説明が書いてあったけど、6時間ぐらいかかった。まじゲームのチュートリアルが死ぬほど難しいみたいな感じでこれ無理じゃね?って思いました。
英語を勉強するので当然google翻訳とかでページの翻訳とかせず、こつこつ単語を調べて、理解してたので余計時間がかかった。
ESLの授業は1コース9週間で3コース受講
基本、一週間ごとに課題の締め切りがあり、8週間やって最後の1週間に最終試験を受験して、評価が70%以上で合格って感じです。
普通ESLコースっていうなら、難易度ってコースが上がるほど難しくなるじゃないですか。実際に3コースやったら、最初のLV6が一番難しくて、LV7 がやや難しくて、LV8はヌルゲーでした。
LV6のESLコースは短編小説読まされたり、いろんなエッセイ読んだり、小論文を毎週書いて、採点されるって感じでした。論文の内容は自分で決めて、それに対して、論文を書いていく。たとえば、AIは人間の生活を堕落させるか、みたいな議題を自分で作ってそれについてメリットデメリット調べて書いていく感じです。
ESLのLV7はもっと自由な監視で、自由に好きに文章書いていいよ、あとエッセイ読んで筆者の言いたいことを示しなさい。そうおもう理由を述べなさい。という課題になってちょっと楽に。
ESLのLV8はこのコースをクリアすると英語の資格を持ってなくても大学に入学できる英語力の証明になるという授業なので凄い難しいと思ったら、めちゃくちゃ楽。その代わり最終試験で50%以上取らないと今までの授業の成績が良くても問答無用で落第で0点というハードモード
しかも、最終試験は外部の英語力を調査するテストを受けるので、今までの授業関係なし!っというやつです。単純に入学したら使うツールの使い方を覚える授業、そしてテスト次第で入学できるか決まるシステムです。
英語の試験でまさかの0点!!1年近い努力が水の泡
テストの時間が80分なのですが、TOEICとか英検とか怖い!英語の試験怖いとか思って受けてなかったので、時間配分とカ全く意識せずテストを受けていました。
全部の時間使い切ってやる!よしタイムアップまで時間使い切った。これは合格したぜ!って思ったんですよ。
80分以内にテストを完了させないと問答無用で0点ですって担当のインストラクターに言われた。タイムアップは問答無用で0点。途中までの採点はなし。えええ~~!!ってなりました。
え?まじでなにそれ、やったところまでで採点されないの?うそでしょ!!1年近い努力が水の泡じゃん!!金返せ!!ってなり絶望しました。
結局英語の資格の証明をとり提出して承認されて入学
英語の資格はたくさんありますが、一番のおすすめはDuolingo English TESTです(以後DET)。これは対策すればスコアが伸びるのと、海外サイトとかコミュニティでどんな問題が出てくるかもわかるし、DETの公式サイトで無料の模擬問題を回せば本番の問題も出てくるとのこと。私は、週に1~2回やってました。
あとDETReadyっていうDET対策サイトも無料で毎日数問無料でできるがのと、Youtubeで対策講座があるので、それをみるとスコアがあがります。※私は有料の講座に申し込み、3か月練習問題やり放題コースを利用しました。これで30ドルぐらい。
DETの公式の模擬テストはめやすのスコアが表示されるので、これを繰り返していくと模擬テストのスコアが上がっていくのが分かるので自分の英語力がアップしていくのが分かります。
結局ESLコースって無駄だったの?めっちゃ役立った
ESLコースは課題がすごい多くて、英語の資料も凄い多く、こんなに英語漬けの人生はありませんでした。
英語でのエッセイの書き方、APAフォーマットという論文を書くルールもがっつり学べました。面白いのが効果的なノートの取り方なども教えてもらって面白かったです。
英文法も英語で学んだので、日本語で教わるよりも理解が早かったです。
英語の資料を読むのは早くなったし、英文を書くのがすげー早くなりました。それでも英検がっつり勉強している人に比べたらゴミみたいなもんだけど、それでも、1年前の自分に比べたら凄い早くなったのは時間します。単純にうれしい。
40代事務職おじさんやっとスタートラインに立つ!
以下は参考になれば英語の勉強方法。TOEICとかの試験対策をしたい人には意味がないです。とにかく基本的な英文法とかで、日常で困らないレベルの英語を身につけたい人向けの内容です。
なぜTOEIC350点なのに自信満々で入学できると思ったのか
pythonの勉強をするときも、悩んでる時間がもったいないのでとりあえずやっちゃえばいいし、ダメなら諦めればいいと思っていた。英語も同じで、やればできるだろ、ダメならやめればいいしって感じ。
語学の勉強は日本語喋れるようになってるんだから、頑張れば行けるだろと思いながら勉強しています。TOEICとかで絶望はしてますが、別にTOEICの点数欲しい訳じゃないしいいわ!みたいな
PCゲームのFPSやってると英語勢だったり、中国人だったり、韓国人だったり、野良チームであそんだりするし、海外の友達を作ってみたりして、短文チャットなら英語やり取りできるからです。愚直に単語だけやっとけば、単語の適当な並びでやり取りできるし。
あと日本語と英語のランゲージエクスチェンジしてて、いろんな国の人の日本語を添削してあげて、代わりに日記を添削してもらったりしてたので、英語が死ぬほど嫌いという抵抗が無くなっていた。
なぜか歩いていると外国人に声をかけられるので、ジェスチャーでやり取りしててたし、東京の観光地で迷子っぽい外国人にオンライン英会話で覚えたフレーズで話しかけて、道案内してみたとかして遊んだり。ノリで東京都の外国人の観光ボランティアにも登録してみた。
そんな私が行きついた英語の勉強法
単語アプリを1つ好きなのやればいい無料でいっぱいある
私はIknow使ってます月額課金だが、毎日新しい単語5個と忘れそうな単語を45個問題に出してくれるので助かる。フレーズで表示してくれるので、どんな文章で覚えられるかもわかるし、タイピングもあるので英単語をタイプできるようになる。結構おすすめ。
単語アプリやってるけど、自動詞とか他動詞とか名詞とか形容詞とか副詞とか覚える気にならない。とりあえず、動詞か名詞かそれ以外ぐらいで覚えている。とりあえず、フレーズでふわっと覚えておけばいいかぐらいでやってる。
英文法の本は全部で3冊買った
超初心者編の1冊 高校 とってもやさしい英文法 改訂版
見栄を張って高校の本を買いました。当然五文型の説明は1~2ページで終わりです。何週もしました。解りやすくて好きです。文法の基礎はこれで覚えました。五文型はわかりません。たぶん中学の簡単な本を1冊やっとけばよかったかもしれませんが、お金がもったいないのでやめました。
五文型をなぜ捨てたかというと、英語の添削してもらってて、なんか雰囲気で覚えればいいかなって思った。何度も繰り返し使ってかなりボロボロ。英語嫌いもこれでかなり解消された
初心者編が終わって文法勉強したくなって 一億人の英文法
これは一応五文型出てきますが、基本的にはとりあえず、適当でいいよ英文法なんて!っていうノリが軽い本です。一応理論的な感じに書かれていますが、これで伝わるよ!っていう雑な説明なので、感覚派の私にはぴったりでした。2週読みました。3週目も読んだほうがいいんだろうけど、なんか達成感がありましたので、読んでいません。
英語で英文法勉強した方がいいよ Grammer in Use
この本は世界中の英語を勉強する人向けの超鉄板な本。すべて英語で書かれている。高校英語の文法が分かれば特に問題なく読める。むしろ、基本的な英文法を1冊やったらすぐこの本買ったほうが、解りやすい。五文型とかないし、英語で英語説明しているし、イラスト付きだから結構わかりやすい。
左がそのページの文法の説明、右がそれに対しての理解度チェックの問題なので、1日見開き1ページずつ進めていっていけば5か月で終わる。
英語のスピーキングや発音を鍛えるためにやったこと
英語発音矯正アプリELZA
これ無料でつかえて、凄い良かった!今も使ってる。英語の発音記号が読めるようになって、発音の仕方を勉強できてAIが発音をチェックしてくれるので、正しい英語かどうかが分かる。英語の発音が正しくなると、リスニング力がアップするので凄いびっくりするよ! RとLとか BとVとか SとTHとか地味にNとMの発音がムズイ。
どこまでが無料か分からないけど、効果的だなって思ったので有料版を1万で買い切りした。
自分の発音自体が治らなくてもいいけど、発音の違いを理解できるようにしておくとリスニング力がアップします。インド英語を聴くと、完璧な発音じゃなくてもいいやって思える。悩んで喋れないより、発音が変でもしゃべって伝えたほうがいい。日本語でも東京大阪九州東北とかいろいろ訛りあるじゃん。そんなもんよぐらいでいいと思う
下のリンクから行けば有料サービスが1ヶ月無料で使えるらしいです。
AI英会話アプリ LingoChamp
DMM英会話やってたんだけど、予約時間縛られたくないし、結局テキストを読んでやり取りするぐらいなら、AI英会話アプリでいいんじゃね?って思って無料版を使ってみた。ディクテーションとリスニング力はアップする。耳で聞いた音を自分で喋って正解しないと次に進めないとかいう超絶スパルタ仕様なので、ぬるいオンライン英会話より全然いい。ドエムにおすすめ、マジ心折れたことは何度もある。でもしょせんAI相手だからお前に俺の気持ちはわからないって思いながらやってる。
紹介コードを入力すれば、有料サービスが一定奇譚お試しできるようです
紹介コード:D6XEY9
リーディングとラインティングを鍛えた方法
英語ニュースを読む
DMM英会話の英語ニュースが無料で読めて、日本語もついてくるので結構おすすめ、読んだニュースに対して、簡単な質問も6問ぐらいあるので、それを答えれば英作文の練習になる
英語日記を書く
私は、ネットで日本語と英語の語学交流のサイトで、私が日本語を添削するかわりに、英語を添削してもらっていました。
もちろん、添削してくれるネイティブがいなくてもOK。日本語でまず日記を書く、そしてそれを英語で書く、それをgoogle翻訳で翻訳する。日本語が変だったら、英文を直していく。綺麗になったら終わり。って感じでやってくと良い。DeepL翻訳でもいいが無料は上限があるからその辺を気を付けてやるといい。
最低限やったほうがいいもの
- 単語アプリ
- 発音矯正アプリELZA
- 英文法の本 今の自分が読んで簡単だなって思える本がおすすめです(Grammer in Useはいつか使ってみて欲しい)
- 英語日記
何一つ買いたくないひとはDuolingo アプリがおすすめです。完全無料で単語から文法などなどいろいろ勉強できるので
個人的に有名だけどいらなかった教材
英語耳
結局あっているかどうかわからないしので、AIで判定してくれる英語アプリも多いので今の時代にはあっていない。発音強制アプリのELZAの方が優秀。自分の発音も添削してくれるし。
瞬間英作文
英語日記を書いていけば、どんどん使いたい文法がでてくるので、その時用の参考図書としては使える。でもこれを回すぐらいなら、海外のオンライン友達作ってチャットでやり取りした方がリアルな瞬間英作文が身につく。海外の友達は簡単に作れる※そのうちまとめる
英文法の本を読みたくない!とりあえず暗記が好きな人にはおすすめ
頑張った40代おじさんの挑戦まとめ
結局英語の勉強ばっかりだったのでpythonをほとんど触ってなかった。機械学習のために統計の勉強を始めたら、高校数学の知識が必要になってきて、高校数学の勉強を始めた。
高校数学は面白いな!pythonの勉強してたので、アルゴリズムにこの公式使えるじゃん!ってメモリながら勉強しています。
アメリカの大学に入学できたのはとてもうれしいです。オンラインだけどね。卒業したらTOEICとか英語の試験二度と受けなくていいや!って思える時が楽です。そもそもなんで私はコンピュータサイエンスの勉強をするんだろう?まあいいか、入学してみたら新しい発見があるはず。